エラーメッセージは、ディスプレイ左下の機器メッセージ/警告エリアに赤色の背景で表示されます。 いずれかのフロント・パネル・キーを押す、または:DISP:CCLコマンドを実行するとクリアされます。フロント・パネル・キーからの操作により発生したエラーは、ディスプレイに表示されるだけで一部例外を除き、エラーキューに格納されません。
プラスのエラー番号のエラーは本器固有に定められたエラーです。一方、マイナスのエラー番号を持つエラーは、基本的にIEEE488.2で定められたGPIB機器一般のエラーです。
A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X Y Z
No. |
メッセージ |
内容 |
20 |
Additional standard needed
|
校正係数の計算に必要なすべてのデータ測定が終了する前に、校正機能をOn にするGPIB コマンドが送られました。例えば、1ポート校正においてオープン・スタンダードとショート・スタンダードの測定が終了し、ロード・スタンダードの測定が終了していない状態で、SENS:CORR:COLL:SAVE もしくは SENS:CORR:OFFS:COLL:SAVE を使って、1ポート校正の校正係数を算出して校正機能をOnに設定しようとしました。必要なすべての校正データを測定してください。このエラーは、フロント・キーからの操作では発生しません。 |
No. |
メッセージ |
内容 |
-168 |
Block data not allowed |
本器が、ブロック・データ要素を受け入れない位置で、ブロック・データ要素が受け取られました。 |
No. |
メッセージ |
内容 |
240 |
Calibration data lost |
本器の起動時、システム・キャリブレーション・データの入ったファイルが無い、または、壊れているときに、このエラーが発生します。故障ですので、アジレント・テクノロジー営業所、または機器をご購入された会社にお問い合わせください。 |
22 |
Calibration method not selected |
校正のタイプを選択するコマンド SENS:CORR:COLL:METH:xxxx またはSENS:CORR:OFFS:COLL:METH:xxxx を実行する前に、校正データを有効にするコマンド SENS:CORR:COLL:SAVE または SENS:CORR:OFFS:COLL:SAVE を実行したときに発生します。このエラーは、フロント・キーからの操作では発生しません。 |
-148 |
Character data not allowed |
本器が文字データ要素を受け入れない位置で、文字データ要素( 規格には違反していない) が受け取られました。例えば、パラメータをダブル・クォート (") で囲む必要がある場合に、ダブル・クォート (") を付け忘れています。 |
-100 |
Command error
|
本器がこれ以上詳細なエラーを検出できないことを示す包括的な文法エラーが発生しました。このエラー・コードは単に、IEEE488.2,11.5.1.1.4 に定義されているコマンド・エラーが発生していることを示しています。 |
No. |
メッセージ |
内容 |
-222 |
Data out of range |
本器が定義している範囲を外れたデータ要素(規格には違反していない)が受け取られました。例えば、パラメータが丸められるコマンドでも、整数のものは-65536 〜 +65536、実数のものは -9.9e37 〜 +9.9e37 を越えると、このエラーが発生します。 また、パラメータとして「ポート番号」、「CalKitの番号」を指定するコマンドで所定の数値以外を入力したような場合、パラメータは丸められず、このエラーが発生します。例えば、CALC:FSIM:BAL:TOP:BBAL:PPOR、SENS:CORR:COLL:ACQ:OPEN、 SENS:CORR:COLL:ECAL:SOLT3、SENS:CORR:COLL:CKIT:ORD:LOAD などです。 |
-104 |
Data type error |
あってはならないデータ要素をパーサが認識しました。例えば、数値あるいは文字列データが期待されていたにもかかわらず、ブロック・データが送られました。 |
No. |
メッセージ |
内容 |
32 |
ECal module not in appropriate RF path |
ECalモジュールのポートが正しく測定器に接続されていないときに、ECalコマンドSENS:CORR:COLL:ECAL:SOLTn や SENS:CORR:OFFS:COLL:ECAL:xxxx を実行すると、このエラーが発生します。但し、正しく接続されていないときに、自動ポート接続判別機能をオフ(SENS:CORR:COLL:ECAL:ORI OFF)に設定している場合は、このエラー・メッセージは表示されません。 |
-200 |
Execution error |
本器がエラー・メッセージを特定できないような実行上のエラーを発生しました。このコードは、IEEE488.2,11.5.1.1.5に定義されている実行エラーが発生していることを示しています。また、キャリブレーションの測定をアボートしたときにも、このエラーが発生します。 |
-123 |
Exponent too large |
指数の絶対値が32,000を超えました。(IEEE488.2,7.7.2.4.1を参照してください。) |
-178 |
Expression data not allowed |
本器が、式データ要素を受け入れない位置で、式データ要素が受け取られました。 |
-170 |
Expression error |
式データの構文解析時に、エラー番号-171から-179までのエラーに当てはまらないエラーが発生しました。 |
No. |
メッセージ |
内容 |
31 |
Failed to configure ECal module |
Ecalのコマンド SENS:CORR:COLL:ECAL:SOLTn や SENS:CORR:OFFS:COLL:ECAL:xxxx を実行したときに、ECalモジュールがUSBポートに接続されていない、または故障しているなどの理由でECalモジュールのコントロールに失敗すると、このエラーが発生します。 |
76 |
Failed to control signal generator |
外部信号源の制御が有効に設定(SENS:OFFS:LOC:STAT ON でSENS:OFFS:LOC:CONT ON) されているときに、測定中に外部信号源が応答しなくなった場合にこのエラーが発生します。 |
102 |
Failed to copy file |
ファイルのコピー(MMEM:COPY コマンド)に失敗したときに発生します。 |
104 |
Failed to create directory |
ディレクトリの作成(MMEM:MDIR コマンド)に失敗したときに発生します。 |
103 |
Failed to delete file |
ファイルの削除(MMEM:DEL コマンド)に失敗したときに発生します。 |
100 |
Failed to read file |
2ポートtouchstone ファイル(CALC:FSIM:SEND:PMC:PORT:USER:FIL コマンド)、アクティブ・チャンネルのアクティブ・トレースのフォーマット済データ配列(MMEM:LOAD:FDAT コマンド)およびリミット・テーブル(MMEM:STOR:LIM コマンド)、アクティブ・チャンネルのセグメント掃引テーブル(MMEM:LOAD:SEGM コマンド)、VBAプロジェクトのファイル(MMEM:LOAD:PROG コマンド)などを正常に読み込めなかったときに、このエラーが発生します。 |
101 |
Failed to write file |
アクティブ・チャンネルのアクティブ・トレースのフォーマット済データ配列(MMEM:STOR:FDAT コマンド)およびリミット・テーブル(MMEM:STOR:LIM コマンド)、アクティブ・チャンネルのセグメント掃引テーブル(MMEM:STOR:SEGM コマンド)、LCDディスプレイの表示画像(MMEM:STOR:IMAG コマンド)、VBAプロジェクトのファイル(MMEM:STOR:PROG コマンド)などを正常に書き込めなかったときに、このエラーが発生します。 |
-257 |
File name error |
ファイル名エラーです。ファイル名にエラーがありコマンドを正しく実行できなかった場合に表示されます。例えば、不適当なファイル名へコピーしようとした場合、このエラーが発生します。 |
-256 |
File name not found |
指定したファイル名が見つからず、コマンドを正しく実行できませんでした。例えばディスク上に存在しないファイルを読み込もうとしたり、フロッピー・ディスクにてファイルを読み書きしようとする際に、ディスクがドライブに(正しく)装着されていなかった場合、このエラーが発生します。 |
107 |
File transfer failed |
ファイルへのデータの書き込みあるいは読み出し(MMEM:TRAN コマンド)に失敗したときに発生します。 |
56 |
Fixture Simulator not allowed |
周波数オフセットが有効のとき (SENS:OFFS ON)に、フィクスチャ・シミュレータ機能を有効(CALC:FSIM:STAT ON) にしようとした場合に、このエラーが発生します。 フィクスチャ・シミュレータ機能は周波数オフセットが無効の場合のみ使用できます。 |
24 |
Frequency offset enabled |
周波数オフセットが有効のとき (SENS:OFFS ON)に、通常の校正の測定(SENS:CORR:COLL:OPEN など)を実行した場合に、このエラーが発生します。 |
25 |
Frequency offset not enabled |
周波数オフセットが無効のとき (SENS:OFFS OFF)に、スカラ・ミキサ校正の測定 (SENS:CORR:OFFS:COLL:OPEN など)を実行した場合に、このエラーが発生します。 |
62 |
Frequency out of range |
周波数オフセットが有効のとき (SENS:OFFS ON)に、出力できる周波数の範囲を超えた場合に、このエラーが発生します。 |
No. |
メッセージ |
内容 |
-105 |
GET not allowed |
プログラム・メッセージ内でグループ実行トリガ(GET)が受け取られました。(IEEE488.2,7.7を参照してください。) |
No. |
メッセージ |
内容 |
-114 |
Header suffix out of range |
ヘッダの単位が範囲外です。SCPIコマンドに続く数値パラメータの単位で、ヘッダが無効になっています。 |
No. |
メッセージ |
内容 |
-224 |
Illegal parameter value |
パラメータの値が不適当です。例えば、CALC:PAR:DEF コマンドで、そのモデルでは存在しないSパラメータ(2ポートモデルでS44)を指定した場合などに、このエラーが発生します。 |
-282 |
Illegal program name |
PROG:SEL:NAME コマンドで存在しないVBAのプログラム名を指定すると発生します。 |
-213 |
Init ignored |
別の測定が既に進行中であったため、測定開始要求("INIT"コマンド)が無視されました。 |
35 |
Insufficient ECal module memory |
ユーザ定義ECalを実行し、ユーザ特性をECalモジュールに記録するときに、ECalの内蔵メモリに収まらない場合に、このエラーが発生します。 |
-161 |
Invalid block data |
ブロック・データが期待されましたが、現れたブロック・データはなんらかの理由で無効です。(IEEE488.2,7.7.6.2 を参照してください。)例えば、ブロック・データの長さが満たされる前にENDメッセージが受け取られました。 |
28 |
Invalid calibration method |
GPIBコマンドによる部分再校正実行時に、校正の種類が指定されていない、または校正の種類が正しく無い場合に、このエラーが発生します。このエラーは、フロント・キーからの操作では発生しません。 |
-101 |
Invalid character |
プログラム・メッセージ文字列の中に無効な文字があります。 |
-141 |
Invalid character data |
文字データ要素内に無効な文字があったか、あるいは受け取られたパラメータが有効ではありません |
-121 |
Invalid character in number |
構文解析対象のデータ・タイプに対して無効な文字が受け取られました。例えば、10進数値内に英字、あるいは8進データ内に"9"があります。 |
-171 |
Invalid expression |
式データ要素は無効です。(IEEE488.2,7.7.7.2を参照してください。)例えば、括弧が対をなしていなかったり、文字が規格に違反しています。 |
-103 |
Invalid separator |
パーサ( 構文解析プログラム) が区切り記号を期待していたのに、区切り記号でない文字が送られました。 |
-151 |
Invalid string data |
文字列データが期待されましたが、現れた文字列データはなんらかの理由で無効です。(IEEE488.2,7.7.5.2を参照してください。)例えば、終わりの引用符文字が現れる前にENDメッセージが受け取られました。 |
-131 |
Invalid suffix |
サフィックスがIEEE488.2,7.7.3.2に定義されている構文に従っていない、あるいはサフィックスがE5071Cには不適当です。 |
No. |
メッセージ |
内容 |
53 |
Log sweep requires 2 octave minimum span |
ログ掃引時に必要な周波数スパンの条件を満たしていません。このエラーが発生すると、掃引タイプがリニア掃引に自動的に設定されます。 例えば、スタート周波数が1 MHz、ストップ周波数が2 MHzに設定されている場合に、掃引タイプをログ掃引に変更しようとすると、このエラーが発生します。 ストップ周波数をスタート周波数の約4倍以上に設定した後、ログ掃引に設定してください。 |
No. |
メッセージ |
内容 |
-109 |
Missing parameter |
パラメータ数がコマンドに必要な数より少なかったか、パラメータが入力されていませんでした。例えば、SENS{1 ‐ 6}:SWE:POIN コマンドはパラメータをもう1つ必要とするのでSENS1:SWE:POIN 201という正しいプログラム・メッセージに対して、SENS1:SWE:POINというメッセージを送った場合、パラメータが完全に入力されていないので、無効として本器に受け取られます。パラメータが必要なコマンドは、正しくパラメータを入力してください。 |
No. |
メッセージ |
内容 |
70 |
No GPIB system controller |
GPIBシステム・コントローラが正しく設定されていません。 パワー校正データを測定する際、もしくはスカラ・ミキサ校正でのパワー校正データを測定する際に、USB/GPIBインタフェースが接続されていない場合、USB/GPIBインタフェースの設定が適切でない場合に、このエラーが発生します。 また、外部信号源の制御が有効になっている際に、USB/GPIBインタフェースが接続されていない場合、またはUSB/GPIBインタフェースの設定が適切でない場合にも、このエラーが発生します。 USB/GPIBインタフェースの接続と設定を確認してください。 |
52 |
No valid memory trace |
メモリトレースに有効なデータがないときに、 DISP:WIND:TRAC:MEM ON コマンドを実行してメモリトレース表示を行なったり、メモリトレースを用いたデータ演算を有効にするコマンド(CALC:MATH:FUNC コマンドでNORM 以外を指定) を実行した場合に、このエラーが発生します。このエラーは、フロント・キーからの操作では発生しません。 |
-120 |
Numeric data error |
数値データ(小数点を表記しない数値データも含みます) が原因で、エラーが発生しています。-121 〜 -129番のエラー以外の数値エラーが発生しました。 |
-128 |
Numeric data not allowed |
本器が数値データ要素を受け入れない位置で、数値データ要素(規格には違反していない) が受け取られました。 |
No. |
メッセージ |
内容 |
200 |
Option not installed |
本器のオプションの内容とコマンドとの間に不整合があったため、送られてきたコマンドが無視されました。 また、タイム・ドメイン・オプションのないモデルでタイム・ドメイン機能を有効にしようとすると、このエラーが発生します。周波数オフセットオプションでも同様です。 このエラーは、フロント・キーからの操作では発生しません。 |
-225 |
Out of memory |
要求された操作を行なうには、本器のメモリが足りません。 |
No. |
メッセージ |
内容 |
-220 |
Parameter error |
-221 〜 -229番のエラー以外のパラメータに関するエラーが発生した場合、このエラーが表示されます。 |
-108 |
Parameter not allowed |
パラメータ数がコマンドに必要な数を超過していました。 例えば1 つのパラメータを必要とするコマンドを用いた":SENS1:SWE:TYPE LIN"という正しいプログラム・メッセージに対して、":SENS1:SWE:TYPE LIN, SEGM"というメッセージを送った場合、2つのパラメータが付けられているのでパラメータ数が無効として本器に受け取られます。コマンド・リファレンスを参照し、必要なパラメータ数を確認してください。 |
41 |
Peak not found |
マーカ・サーチ、アナリシスでピークを指定し CALC:MARK:FUNC:EXEC、CALC:FUNC:EXEC コマンドを実行したときに、ピークが見つからない場合このエラーが発生します。 |
220 |
Phase lock loop unlocked |
本器のPLL回路が測定中にUnlock状態になるとこのエラーが発生します。測定値は正しくありません。スペックからはずれたExternal Referenceを本器に接続すると、このエラーが発生することがあります。また、電源投入直後でウォームアップ時間が不足しているときにも、このエラーが発生することがあります。 External Referenceを接続していないとき、このエラーが発生した場合には故障です。アジレント・テクノロジー営業所、または機器をご購入された会社にお問い合わせください。 |
221 |
Port 1 receiver overload |
テスト・ポート1の入力が最大入力レベルを超えました。測定値は正しくありません。DUTが増幅器などの場合に発生することがあり、最悪の場合受信部を損傷する可能性があります。また、DUTが受動部品の場合やテスト・ポートに何も接続していないときにこのエラーが発生した場合は本器の故障です。アジレント・テクノロジー営業所、または機器をご購入された会社にお問い合わせください。 このエラーが発生すると、スティミュラス信号出力が自動的にオフになります。 |
222 |
Port 2 receiver overload |
テスト・ポート2の入力が最大入力レベルを超えました。測定値は正しくありません。DUT が増幅器などの場合に発生することがあり、最悪の場合受信部を損傷する可能性があります。また、DUTが受動部品の場合やテスト・ポートに何も接続していないときにこのエラーが発生した場合は本器の故障です。アジレント・テクノロジー営業所、または機器をご購入された会社にお問い合わせください。 このエラーが発生すると、スティミュラス信号出力が自動的にオフになります。 |
223 |
Port 3 receiver overload |
テスト・ポート3の入力が最大入力レベルを超えました。測定値は正しくありません。DUTが増幅器などの場合に発生することがあり、最悪の場合受信部を損傷する可能性があります。また、DUTが受動部品の場合やテスト・ポートに何も接続していないときにこのエラーが発生した場合は本器の故障です。アジレント・テクノロジー営業所、または機器をご購入された会社にお問い合わせください。 このエラーが発生すると、スティミュラス信号出力が自動的にオフになります。 |
224 |
Port 4 receiver overload |
テスト・ポート4の入力が最大入力レベルを超えました。測定値は正しくありません。DUTが増幅器などの場合に発生することがあり、最悪の場合受信部を損傷する可能性があります。また、DUTが受動部品の場合やテスト・ポートに何も接続していないときにこのエラーが発生した場合は本器の故障です。アジレント・テクノロジー営業所、または機器をご購入された会社にお問い合わせください。 このエラーが発生すると、スティミュラス信号出力が自動的にオフになります。 |
73 |
Power meter not settled |
パワー・メータの測定値が安定しない、もしくはパワー・メータの測定値が許容範囲を超えました。 パワー校正データの測定中、もしくはスカラ・ミキサ校正でのパワー校正データの測定中にパワー・メータの測定値が約10秒以内に安定しない場合に、このエラーが発生します。 また、パワー校正値が、設定された許容範囲を超えた場合にも、このエラーが発生します。 もしくは、パワー校正データの測定中、もしくはスカラ・ミキサ校正でのパワー校正データの測定中にパワー・メータの応答が無くなった場合、例えば、パワー校正データの測定中にパワー・メータの電源がオフされた場合などにも、このエラーが発生します。 パワー・センサが正しく接続されているか確認してください。 |
241 |
Power on test failed |
パワーオンテストがフェイルしたときに発生します。故障ですので、アジレント・テクノロジー営業所、または機器をご購入された会社にお問い合わせください。 |
61 |
Power unleveled |
出力できるパワー・レベル範囲を超えています。 例えば、パワー校正およびパワー・スロープ機能でパワー・レベルを補正する際に、補正後のレベルが出力できるパワー・レベルの範囲を超えた場合に、このエラーが発生します。 パワー・レベルが適切に設定されているか、パワー校正が正しく行われたか、および、パワー・スロープの補正値が適切に設定されているかを確認してください。 |
120 |
Printer error |
LCDディスプレイの表示画像をプリンタに出力(HCOP:IMM コマンド)を実行したときに、前のプリントを実行中であったか、または、プリンタに障害(オフライン、紙切れなど)がある場合に、このエラーが発生します。 |
121 |
Print failed |
Error 120 のPrinter error以外の理由でプリントに失敗したとき発生します。 |
-284 |
Program currently running |
VBAのプログラムがRun状態のとき PROG:SEL:STAT RUN コマンドを実行すると発生します。 |
-112 |
Program mnemonic too long |
ヘッダの長さが12文字を超えています。(IEEE488.2,7.6.1.4.1を参照してください。) |
-286 |
Program runtime error |
VBAの実行時エラーです。 |
No. |
メッセージ |
内容 |
-430 |
Query DEADLOCKED |
"DEADLOCKED" Query エラーを発生させる状態です。(IEEE488.2,6.3.1.7を参照してください。)このエラーは、例えば入力および出力の両バッファが一杯になり、本器が処理を継続できない場合などに発生します。 |
-400 |
Query error |
本器が、それ以上詳細なエラーを検出できないことを示す包括的なQueryエラーが発生しました。このコードは単に、IEEE488.2,11.5.1.1.7および6.3に定義されているQueryエラーが発生していることを示しています。 |
-410 |
Query INTERRUPTED |
"INTERRUPTED" Queryエラーを発生させる状態です。(IEEE488.1,6.3.2.3を参照してください。)このエラーは、例えばQueryの後にまだその応答が完全に送り切れないうちに、データバイト(DAB) あるいはGET が受け取られた場合などに発生します。 |
-420 |
Query UNTERMINATED |
"UNTERMINATED" Queryエラーを発生させる状態です。(IEEE488.2,6.3.2を参照してください。)このエラーは、例えば本器がトーカ指定され、不完全なプログラム・メッセージが受け取られた場合などに発生します。 |
-440 |
Query UNTERMINATED after indefinite response |
同一プログラムメッセージ内で、不明確な応答を求めるQueryが実行された後に、またQueryが受け取られました。(IEEE488.2,6.5.7.5.7を参照してください。) |
-350 |
Queue overflow |
待ち行列には、このエラーを発生させたコードの代わりに特定のコードが入っています。このコードは、待ち行列に空きがなくなったためにエラーが発生したが、記録はされていないことを示しています。 |
No. |
メッセージ |
内容 |
105 |
Recall failed |
機器状態のファイル(State01.sta など)の読み込み(MMEM:LOAD:STATコマンド)に失敗したときに発生します。 |
No. |
メッセージ |
内容 |
106 |
Save failed |
機器状態のファイル(State01.sta など)の書き込み(MMEM:STOR:STATコマンド)に失敗したときに発生します。 |
33 |
Selected parameter not valid for confidence check |
校正係数の信頼性検証の機能を使用するとき、検証したいSパラメータにミックス・モードSパラメータが選択されていた場合に、このエラーが発生します。 |
57 |
SnP request not valid for selected measurement |
タッチストーン形式のファイルを保存するとき、測定が実行されていない場合に、このエラーが発生します。 また、タッチストーン形式のファイルを保存するとき、測定がパワー掃引の場合、周波数オフセット機能がオンの場合にも、このエラーが発生します。 |
50 |
Specified channel hidden |
ディスプレイに表示されていないチャンネルを DISP:WIND:ACT コマンドでアクティブにしようとしたときに発生します。このエラーは、フロント・キーからの操作では発生しません。 |
23 |
Specified error term does not exist |
校正係数を読み出す/書き込むコマンド:SENS:CORR:COEF のパラメータの校正係数の種類が、校正のタイプを選択するコマンド SENS:CORR:COEF:METH:xxxx で選択された校正のタイプに対して有効でない校正係数だった場合に発生します。このエラーは、フロント・キーからの操作では発生しません。 |
21 |
Specified ports overlapped |
パラメータとして複数のポート番号を指定するコマンドで、ポート番号が重複している場合に発生します。例えば、CALC:FSIM:BAL:TOP:SSB:PPOR 1,2,3,3などです。ポートが重複しないように正しく設定してください。また、このエラーは、フロント・キーからの操作では発生しません。 |
51 |
Specified trace dose not exist |
CALC:PAR:COUNコマンドで設定されたトレース数を超えるトレースをCALC:PAR:SELコマンドでアクティブにしようとしたときに発生します。このエラーは、フロント・キーからの操作では発生しません。 |
26 |
Standard not selected |
サブ・クラスにスタンダードが定義されていない(スタンダードの番号が0に設定されている)状態で測定した場合、このエラーが発生します。 |
-150 |
String data error |
文字列データ要素の構文解析時に、エラー番号-151から-159までのエラーに当てはまらないエラーが発生しました。 |
-158 |
String data not allowed |
本器が、文字列データ要素を受け入れない位置で、文字列データ要素が受け取られました。 |
-138 |
Suffix not allowed |
サフィックスを付加できない数値要素の後に、サフィックスが付加されています。 |
-134 |
Suffix too long |
単位が長すぎます。 単位の表記が12文字以上あります。(IEEE488.2,7.7.3.4を参照してください。) |
55 |
Sweep mode changed to stepped sweep. |
掃引モードをスウェプト・モードに変更することはできません。 掃引タイプがパワー掃引、パワー・スロープ機能が有効(オン、補正係数が0以外)、パワー校正がオン、周波数オフセットが有効、周波数オフセットのスプリアス回避が有効、あるいは外部信号源の制御が有効の場合に、掃引モードをスウェプト・モード/高速スウェプト・モードに変更しようとすると、このエラーが発生します。 |
-102 |
Syntax error |
認識されないコマンドあるいはデータ・タイプがあります。 |
-310 |
System error |
本器で「システム・エラー」と呼ばれているエラーのうちのいずれかが発生しました。 |
No. |
メッセージ |
内容 |
40 |
Target value not found |
マーカ・サーチ、アナリシスでターゲットを指定し CALC:MARK:FUNC:EXEC、CALC:FUNC:EXEC コマンドを実行したときに、ターゲットが見つからない場合このエラーが発生します。また、バンド幅マーカ・コマンドCALC:MARK:BWID:DATA? を実行したときに、バンド幅が見つからない場合このエラーが発生します。 |
-124 |
Too many digits |
10進数値データ要素の仮数の桁数が、先行する0を除いて255を超えています。(IEEE488.27.7.2.4.1を参照してください。) |
-223 |
Too much data |
受け取られたブロック、式、あるいは文字列タイプのプログラム・データは規格に適合していましたが、メモリあるいはメモリ関係のデバイス固有の条件のために、取り扱える量を超えています。本器の場合、パラメータが文字列のものは254文字を越えると、このエラーが発生します。 |
54 |
Transform, Gate not allowed |
周波数オフセットが有効になっているか、あるいは測定点数が2 になっているか、掃引タイプをリニア掃引以外に設定されている場合に、タイム・ドメイン機能のゲーティング/変換機能をオンすると、このメッセージが表示されます。 周波数オフセットを無効(SENS:OFFS OFF コマンド)に設定し、測定点数を3以上、掃引タイプをリニア掃引に設定した後、ゲーティング/変換機能をオンしてください。 |
-211 |
Trigger ignored |
トリガ・コマンド("TRIG")、あるいは外部トリガ信号が受信され、本器によって検出されましたが、タイミングの関係(例えば、本器がトリガ待ち状態でなかったなど)で無視されました。トリガ待ち状態になってからトリガ・コマンドや外部トリガ信号が送られるようにセットしてください。 |
No. |
メッセージ |
内容 |
300 |
Unable to estimate adapter length |
ゼロスパンでアダプターの長さを推定することができません。周波数スパンを0以外に変更してください。 |
-113 |
Undefined header
|
文法構造は問題ないが、本器に定義されていないコマンドが受け取られました。例えば、":DISP:WIND1:TRAC1:MEM ON"という正しいプログラム・メッセージに対して、":DISP:WIND1:TABL:MEM ON"というメッセージを送った場合、1つの未定義コマンドとして本器に受け取られます。コマンド・リファレンスを参照して、正しいコマンドを確認してください。 また本器の場合、インデックスとしてポート番号を指定するコマンドで、そのモデルでは存在しないポートを指定した場合にも、このエラーが発生します。例えば、CALC:FSIM:SEND:DEEM:PORTn:xxxx、CALC:FSIM:SEND:PMC:PORTn:xxxx、CALC:FSIM:SEND:ZCON:PORTn:Z0:R、SENS:CORR:EXT:PORTn:TIME コマンドのPORTn が該当します。 |
34 |
User characterization not found in module |
ユーザ定義ECalによって書き込まれたユーザ特性をECalモジュールから読み出すときに、選択されたユーザ特性データがECalメモリ内に検出できなかった場合に、このエラーが発生します。 |
No. |
メッセージ |
内容 |
30 |
Valid Ecal module not found |
接続されている ECalモジュールのポート数が必要なポート数より少ないときに発生するエラーです。 例えば、2ポートECalモジュールを接続しているときに4ポートCalを行なうコマンド SENS:CORR:COLL:ECAL:SOLT4を実行した場合に発生します。また、このエラーは、フロント・キーからの操作では発生しません。 |
71 |
Valid power meter not found.
|
使用可能なパワー・メータが接続されていません。 パワー校正データを測定する際、もしくはスカラ・ミキサ校正でのパワー校正データを測定する際に、E5071Cとパワー・メータがUSB/GPIBインタフェースで正しく接続されていない場合、パワー・メータのGPIBアドレスとE5071Cのパワー・メータGPIBアドレスが一致していない場合、パワー・メータの電源がオンされていない場合に、このエラーが発生します。 また、使用不可能なパワー・メータが接続されている場合も、このエラーが発生します。 パワー・メータの接続、GPIBアドレス、電源を確認してください。 |
72 |
Valid power sensor not found. No valid sensor is connected to the power meter. |
パワー・メータにパワー・センサが接続されていません。 パワー校正データを測定する際、もしくはスカラ・ミキサ校正でのパワー校正データを測定する際に、パワー・メータの指定されたチャンネルにパワー・センサが接続されていない場合に、このエラーが発生します。 パワー・センサの接続を確認してください。 |
75 |
Valid signal generator not found. No valid external signal source is connected. |
指定された外部信号源が接続されていません。 スカラ・ミキサ校正など、外部信号源の制御が有効に設定(SENS:OFFS:LOC:STAT ONでSENS:OFFS:LOC:CONT ON ) されている際に、指定したGPIB アドレスに指定したタイプの外部信号源が接続されていない場合に、このエラーが発生します。 また、USB/GPIBインタフェースが設定されているのに、接続されていない場合などにもこのエラーが発生します。 外部信号源、およびUSB/GPIBインタフェースの接続を確認してください。 |